
光回線を契約すれば高速のインターネットやWiFiが使えるとは聞きますよね!
しかし、中には「光回線って一体なんだろう…?」と思っている人もいるのではないでしょうか。
当ページでは、
- 光回線とは?快適な仕組みと契約数【基礎編】
- 光回線で自宅にネットが繋がる最新の仕組み【基礎編】
- 申し込みから実際にネット(WiFi)が使えるまでの手順【実践編】
といった内容を、【基礎編】・【実践編】に分けて解説しています。
光回線について全く分からない人でも、0からインターネット開通に至るまでの知識が身に着くようになるでしょう。

要点や最新情報も含めて、写真やイラストを使って誰でも簡単にわかるよう解説していきます。
【基礎編1】光回線とは?快適な仕組みと契約数も確認。
まずはじめに、光回線とは「光ケーブルを使った通信回線」を指します。
ちなみに通信回線とは「データをやり取りするために用いられる通信線」という意味ですので、
「光ケーブルを使ってデータをやり取りする通信線 = 光回線」ということになります。

「光ケーブルを使ってデータをやり取りする(光通信)」というのがポイントです。
光回線は光ケーブルを使うので他と比べてネットが快適に。

光回線で使われる光ケーブルは、
- 一度にたくさんの情報が送れて、
- 通信速度が速い上に、安定した光通信が可能。
といった特徴があり、現在のインターネット利用に最適です。
実際に光回線の速度を他の回線と比較すると以下のようになります。
固定回線 | 通信速度 (最大) |
ケーブル |
---|---|---|
光回線 (FTTH) |
1Gbps ※2~10Gbpsも。 |
光ケーブル |
ケーブル テレビ回線 (CATV) |
320Mbps | 光ケーブル + 同軸ケーブル |
電話回線 (ADSL) |
50Mbps | メタルケーブル |
ちなみに、光回線の速度は最大1Gbps(1,000Mbps)が一般的ですが、エリアによっては最大2Gbps、10Gbpsで利用できるサービスもあります。

他の固定回線と比べて、光回線の通信速度はバツグンに速いのです。
時代が進むにつれてインターネットで利用できるコンテンツが進化しているため、必要とされる通信速度も上がってきています。
近頃では以下のようなサービスの利用でインターネット環境が必須となっています。
- インターネットを使ってテレビやスマホで動画や映画を視聴できるサービス
例)NETFLIX、Amazon Prime Video、Hulu - プレステやニンテンドー系ゲーム機を使って遊ぶオンラインゲーム
例)スマブラ、マリオカート、フォートナイト - スマホやタブレットにダウンロードして利用するアプリ
例)Googleマップ、YouTube、Instagram - オンライン上にデータを保存することができるクラウドサービス
例)Googleドライブ、OneDrive、Amazonドライブ - …など
そんな時代の中で、従来と同じ回線(例えばADSL)を使うとどうなるか?
速度が追い付かず、カクカクしたり、イライラさせられたりするでしょう。

通信速度に余裕を持った光回線は、インターネットコンテンツが増えていく今の時代に最適なのです。
実際の契約数と、光回線が選ばれている割合。
固定回線 | 契約者数 |
---|---|
光回線 (FTTH) |
2018年6月:3,055万 ⇒2022年9月:3,733万 |
ケーブル テレビ回線 (CATV) |
2018年6月:690万 ⇒2022年9月:642万 |
電話回線 (ADSL) |
2018年6月:204万 ⇒2022年9月:54万 |
上記は総務省の統計情報を参考にしているのですが、自宅回線のうち光回線の契約数が圧倒的に多いことが見て取れます。
また、2018年と2022年のデータを比較してわかるとおり、光回線の契約者数だけが増加していることもわかりました。

ちなみに、契約者数をグラフで表すと以下の通りとなります。


8割以上が光回線を選んでいるのね!

はい。このことから現在は「自宅のインターネット=光回線を使うのが一般的」と考えるべきだと言えます。
【注意】みんなが言う光回線の意味。
光回線とは、「光ケーブルを使ってデータをやり取りする通信線」のことだとお伝えしました。
しかし世間では、光回線を使ってインターネットを利用するサービス自体のことを「光回線」と呼ぶ人が非常に多くなっています。
ですので当ページをご覧になられた人は、本来の意味と、みんなが使っている光回線の意味は少しだけ異なることを覚えておいてください。
※「光回線契約してる? = 光回線でインターネットが使えるサービスを契約してる?」は同じ意味と考えるべきだということです。
また当ページでは、光回線を使ってインターネットが使えるサービスのことを「光回線サービス」と呼んでいきます。

なるほど。でも光回線ってどのように自宅まで繋がってインターネットが使える仕組みになっているのかしら?
【基礎編2】光回線でインターネットが繋がるまではどうなっている?
まず、上記(↑)のように光回線だけが繋がっていてもインターネットには繋がりません。
上記の通り、実はプロバイダー会社と呼ばれるインターネットを接続してくれる業者が必要なのです。

これは、光回線のインターネットを使う上で最低限覚えておくべき知識となります。
光回線のインターネットを使い始めるには2つの会社と契約が必要になる?
NTT収容局(NTTが運営)とプロバイダー会社があって初めてインターネットが使えるようになることをお伝えしました。
この時点で、「もしかして2つの契約が必要になるのかな?」と思った人は勘が良いです。
なぜなら、以前までは2つの会社(サービス)と契約する方法が主流だったからです。

インターネットを使うのに2つの契約?大変そうね…。

安心してください!今では、基本的に1サービスだけの契約で光回線のインターネットが使えるようになっています!
2015年からは1つのサービスを契約するのが普通に。
※多くの人がご存知の内容ですが、仕組みは押さえておきましょう。
実は2015年まで、
- 光回線の契約(NTTのフレッツ光と呼ばれるサービス)
- プロバイダー会社の契約
の2つをして、光回線のインターネットを使い始める方法が主流でした。
従来(~2015年)の契約例
フレッツ光&Yahoo!BB、フレッツ光&OCN、フレッツ光&So-net、フレッツ光&BIGLOBE、フレッツ光&nifty…etc
※基本的に、光回線とプロバイダー会社の契約が2つになるケースが多いです。

フレッツ光というサービス名を聞いたことはありませんか?このフレッツ光は光回線だけを提供するサービスなので、別途プロバイダー会社との契約も必要だったのです。
しかし! 2015年より光コラボレーションと呼ばれる取り組みが始まり、今までややこしかった2つの契約をしなくても済むようになりました。
詳しく話すと長くなりすぎるので割愛しますが、要点だけお伝えすると、
1つのサービスを契約するだけで光回線とプロバイダーを提供してもらえるようになったのです。
※今までフレッツ光を扱っていたNTTが、各社に光回線(フレッツ回線)を卸し売りするようになったので、各社が光回線とプロバイダーをまとめて提供することができるようになったのです。
そのため、現在では1つのサービスを契約して光回線のインターネットを利用するのが一般的になりました。
今(2015年~)の契約例
ドコモ光、ソフトバンク光、OCN光、So-net光プラス、ビッグローブ光、@nifty光、DTI光…etc
※今最も主流の契約方法で、1サービスと契約するだけで光回線のインターネットが使えるようになります。これらのサービスのことを「光コラボレーションサービス」と呼びます。
といっても、今でもフレッツ光は提供されているので、これからインターネットを使い始めようとしている人は注意しておきましょう。

現在、光回線のインターネットを利用し始める大多数の人は、「フレッツ光&プロバイダー」ではなく、ドコモ光やソフトバンク光といった1つのサービスだけを簡単に安く契約しています。
※独自のオプションサービスが必要な時は、「フレッツ光&プロバイダー」という契約方法もなされます(会社向け)。
【実践編】光回線のインターネットが実際に使えるまでの流れ
結論からお伝えすると、おおまかに3ステップで光回線のインターネットが開通し、自宅でネットが使えるようになります。
また、スマホやタブレット・ノートパソコンで無線のネット(WiFi)を飛ばしたい人は【手順4】まで確認しておきましょう。

わたしたちがするのは基本的に申し込みだけ。あとはサービス側がすべて行ってくれるため、専門知識などは一切必要ありません。
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手順1申し込み
光回線サービスを選んで申し込みます。
docomo, SoftBank, auのスマホをお使いの人なら、自分にとって一番安くて最適なサービスが簡単に選べる時代になっています。
なぜなら、以下のような組み合わせで光回線サービスを選ぶだけで毎月最大1,100円のセット割引が適用できるからです。
- docomoスマホ × ドコモ光
- SoftBankスマホ × ソフトバンク光
- auスマホ × auひかり
ご利用中のスマホ会社が提供する光回線サービスを選んでセットで利用するだけで毎月の通信費が安くなります。
キャンペーンページ なお、大手キャリア以外のスマホ(格安SIMなど)をご利用中の人は以下のページを最適なサービス選びの参考にしてみてください。
ちなみに、申し込み時には光回線の開通作業をしてもらう日程も担当オペレーターと一緒に決めます。
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手順2開通作業
開通作業の日になると、担当者が自宅まで来てくれます。
光回線の開通作業は担当者がすべて行ってくれるため、わたしたちは20分~1時間ほど立ち会います。
現場の状況によって立ち会いの時間は多少変わりますので、時間には余裕をもっておくようにしましょう。
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手順3光回線が開通!
光回線の開通作業が終わると、自宅内にインターネットを使うために必要な装置が設置されます。
あとは、設置された装置と自分が持っているパソコンをLANケーブルでつなげば、光回線のインターネットが利用できるようになります。
不安な人は工事担当者に伝えると、パソコンにネットが繋がるようにしてくれるケースが多いですよ。
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手順4WiFiを飛ばす
光回線のインターネットが開通しても、WiFiを飛ばす機器(WiFiルーター)が無ければWiFiを飛ばすことはできません。
光回線サービスを申し込んでインターネットが開通したら、すぐにWiFiも使えるようになると思っていたわ…!
WiFiを飛ばしたい人は以下画像のような機器(WiFiルーター)を、家電量販店や通販サイトで購入することを忘れないようにしましょう。
\ Wi-Fiルーター /※自分に最適なWiFiルーターの選び方は以下のページで詳しく解説しています。
とはいえ、大手携帯会社(docomo, SoftBank, au)をご利用で、携帯会社に合わせて光回線サービス(ドコモ光、ソフトバンク光、auひかり)を申し込む人は例外です!
携帯会社が提供する光回線サービスを選んだ場合はセット割引と呼ばれる月額割引特典が付いてくるとお伝えしましたよね。
実はセットで利用すると、月額割引にプラスして、WiFiルーターと同じ役割をしてくれる機器も貸し出してくれます。
詳しくはインターネット開通までの全手順&セット割引で得する選び方でも解説していますが、携帯会社に合わせた光回線サービスを申し込むだけで、WiFiルーターを準備する手間も省けるのです。
セット割引が適用できれば毎月の料金がお得になるだけでなく、WiFi機能付きの機器も無料で使えるのでお得です。
※ドコモ光は例外:ドコモ光公認プロバイダーであるGMOとくとくBBのキャンペーンページ
から申し込みをするとWiFiルーターが0円で使えるようにしてくれます。
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完了!

なるほど。 つまり最適なサービスさえ選んでしまえば、光回線のインターネットは簡単に使えるようになるわけね!

はい。サービスさえ決まれば簡単に開通まで進むことができます。
※サービス選びの参考に
docomo, SoftBank, auといった大手携帯会社を契約している人は、セット割引が使えてお得になるサービスが決まっています。
みなさん基本的に携帯会社と合わせてインターネットも契約しているので、必ず確認しておきましょう。
また、大手キャリア以外のスマホをご利用中の人は以下のページを参考に、自分に最適なサービスを選びましょう。