LAN配線方式とは?安くて速度が遅いって本当?調査した結果は…

マンションのLAN配線方式を解説する先生と話を聞く女性

LAN配線方式ならインターネットの料金が安くなる上に、すぐに使えるので便利ですね。

しかし、その一方で、

「LAN配線方式の速度は遅い!」

そんな口コミや評判があることも事実…。

当ページでは、

  • LAN配線方式ってそもそも何?
  • 通信速度は本当に遅いの?
  • 実際に利用している人の口コミ・評判が知りたい。

などのLAN配線方式に関する気になる情報をわかりやすくまとめています。

マンションのLAN配線方式とは?

LAN配線方式とは、マンションの共用部までは光ケーブル、各部屋まではLANケーブルで配線された接続方式のことを言います。

マンションの配線「LAN配線方式」

なお、各部屋に届くLANケーブルは部屋の壁に設置された「LANコンセント」に繋がっています。

コスモシリーズ ワイド21埋込 マルチメディア コンセント

※右上の差し込み口が「LANコンセント」です。

そのため、LAN配線方式が採用されたマンションではLANコンセントにLANケーブルを挿し込んでインターネットを利用することが一般的です。

LAN配線方式が採用されているのはどんなサービス?

LAN配線方式は全戸一括型のインターネットサービスで採用されていることが最も多いです。

全戸一括型のインターネットサービスとは、全部屋に一括で備え付けられているサービスのことを言い、入居後すぐにインターネットを使い始められるといった特徴があります。

説明する男性

例えば、以下のようなサービスでは主にLAN配線方式が採用されています。

サービス名 提供会社
UCOM光レジデンス 株式会社
つなぐネット
コミュニケーションズ
e-mansion 株式会社
つなぐネット
コミュニケーションズ
サイバーホーム 株式会社
ファミリーネット・ジャパン
D.U-NET D-U.NET
株式会社
FGBB 株式会社
ファイバーゲート
あぱねっと 株式会社
キッズウェイ
e-broad イーブロード
コミュニケーションズ
株式会社
DoCANVAS NTTメディアサプライ
株式会社
ギガプライズ 株式会社
ギガプライズ

LAN配線方式のメリットは?

LAN配線方式のメリットは以下の通りです。

  1. 早くて当日からインターネットが利用できる
  2. WiFiルーターを準備しなくても無線接続できる場合がある
  3. 無料もしくは格安で利用できる

メリット1.早くて当日からインターネットが利用できる

LAN配線方式の場合、LANコンセントにLANケーブルを挿し込むだけでネットが使えます。

そのため、早くて当日からインターネットが使えるケースが多いです。

メリット2.WiFiルーターを準備しなくても無線接続できる場合がある

LAN配線方式の場合、埋め込み型Wi-Fi(アクセスポイント)が設置されているケースがあります。

その場合は、WiFiルーターを自分で準備する必要がありません。

例えば、全戸一括型のインターネットサービスで有名なFGBBでは、以下のような壁埋め込み型Wi-Fiが採用されています。

FGBBの壁埋め込み型アクセスポイントの例

立ち振る舞う女性

自分でWiFiルーターを購入したり、設定したりする手間が省けるからいいわね。

メリット3.無料もしくは格安で利用できる

LAN配線方式を採用している全戸一括型のインターネットサービスは、無料(もしくは格安)で利用できるケースが多いです。

サービス名 月額料金
e-mansion 0~約3,000円
サイバーホーム 無料
D.U-NET 無料
FGBB 無料
あぱねっと 無料
DoCANVAS 0~約3,000円

※LAN配線方式を主に採用する代表的な全戸一括型サービスの月額料金

通常、マンションで光回線を利用するとなれば、おおよそ3,500~4,000円の月額料金がかかる上に、追加で工事費用の分割払いも必要になるのが一般的です。

しかし、LAN配線方式が採用されている上記のようなサービスでは、月額料金が無料(もしくは格安)になる上に、工事費用もかからないケースが多いのがメリットです。

立ち振る舞う女性

インターネットが毎月無料で使えて工事費用もかからないのは嬉しいわね。

LAN配線方式のメリットまとめ
  • 早くて当日からネット利用が可能!
  • 埋め込み型Wi-Fiが設置されている場合は、WiFiルーターを準備する手間が省ける。
  • 無料もしくは格安で利用できる

LAN配線方式の速度は遅い?気になる口コミ・評判を調査してみた。

実は、LAN配線方式は1本の光ケーブルをLANケーブルで分岐・分配することから、速度が遅くなると言われることがよくあります。

また、料金が安いので回線品質に不安を感じる人は多いと思います。

そこで、実際にLAN配線方式でインターネットを利用している人の口コミや評判を調査してみました。

速度に満足している人の声

快適な通信が出来ていない人の声

速度が遅くて困っている人の声

時間帯によって速度が遅くなっている人の声

口コミ・評判まとめ
  • LAN配線方式が想像以上に速いという声がある。
  • 一方で、LAN配線方式が遅いという声もある。
  • 夜の時間帯になると遅くなるという声がある。

LAN配線方式の速度が遅くなる理由は?

LAN配線方式が導入されている物件でインターネットの通信速度が遅くなるのは、以下の理由が考えられます。

  1. 最大100MbpsでLAN配線方式を利用している
  2. マンション住人で回線をシェアしている
  3. 宅内ハブが対応している最大速度が遅い

理由1.最大100MbpsでLAN配線方式を利用している

実はLAN配線方式は大きく分けて2種類の最大速度に分かれています。

  • LAN配線方式(1Gbps ⇒ 1,000Mbps)
  • LAN配線方式(100Mbps)

このうち、1GbpsのLAN配線方式なら今主流の光回線(1Gbps)と最大速度は同じです。

そのため、速度が遅いと言われることは少ないでしょう。

一方で、100MbpsのLAN配線方式は1Gbpsと比べると10分の1の最大速度しかありません。

そのため、LAN配線方式でも最大速度が100Mbpsまでしか利用できない場合は、速度が遅くなる可能性が高くなります。

説明する男性

もし、最大速度が1GbpsのLAN配線方式が使えるならそこまで気にしなくて良いでしょう。

理由2.マンション住人で回線をシェアしている

マンションの配線「LAN配線方式」

LAN配線方式では、1本の光ケーブルをLANケーブルで分岐させて住人みんなでシェアしています。

そのため、同じ時間帯にインターネットを利用している人が多ければ通信の混雑が発生して通信速度が遅くなる可能性があります。

※ネットの利用者が増える時間帯にも注意!

マンション内でネットの利用者が増える時間帯は速度が低下しやすい傾向にあります。

ISP9社のブロードバンド契約者のダウンロードトラヒックの推移(令和2年版)

ISP9社のブロードバンド契約者の時間帯別ダウンロードトラヒックの一週間の推移をみると、ピークの時間帯はいずれの曜日も21時から23時にある。また、土曜日、日曜日は日中時間帯の利用も多い。

総務省のデータからもわかる通り、休日と21時~23時は特にネットの利用者数が増えるので回線が混雑して快適な通信ができなくなることがあります。

理由3.宅内ハブが対応している最大速度が遅い

LAN配線方式が採用されている物件では、宅内に「スイッチングハブ」と呼ばれる機器が設置されているケースがあります。

※ハブは「浴室の天井裏」「靴箱」などに設置されていることが多いのですが、物件によっては設置されていないケースもあります。

ここで注意したいのは、スイッチングハブが対応する最大速度です。

たとえば、1GbpsのLAN配線方式が利用できる物件に住んでいても、スイッチングハブが100Mbpsまでしか対応していない場合、最大速度が100Mbpsに制限されてしまうからです。

説明する男性

この場合、最大1Gbps対応のスイッチングハブに交換することができたら、速度が改善する可能性があります。

ただ、ハブの交換ができるかどうかは利用しているサービスによって異なります。

(自分で交換していいと言われることもあれば、無償で交換してくれる場合もあります。)

説明する男性

気になる人は利用中のサービスに問い合わせてみましょう。

まとめ

LAN配線方式はインターネットの利用料金が安くて、すぐに使える等のメリットがありますが、通信速度が遅いといった口コミや評判が多いのも事実です。

しかし実際のところ、LAN配線方式だからと言って通信速度が遅いというわけではありません。

利用する状況やサービスによって速度が遅いケースもありますが、速度が速いケースも多いからです。

なお、遅いLAN配線方式のサービスを契約しないコツは、できる限り最大速度が速いサービスを選ぶことです。

LAN配線方式は主に最大100Mbpsと最大1Gbpsの2種類に分かれるので、最大1Gbpsのサービスを選ぶようにすれば失敗するリスクを減らすことが可能です。