
よし、auひかりを契約しよう!
そう思ってauひかりの提供エリア確認をすると…
- タイプV 個別型(8契約以上)
- タイプV 個別型(16契約以上)
上記のようになった人は多いのではないでしょうか?
また、auショップでタイプVになると告げられた人もいるでしょう。
ただ、どちらにせよauひかりでタイプVになってしまった人は注意が必要です。
なぜなら、通常と比べて10分の1の最大速度しか使えないからです。
auひかり タイプVの概要 | |
---|---|
月額料金 | 4,180※ |
工事費 | 33,000円 ⇒実質無料 |
最大速度(下り) | 100Mbps |
最大速度(上り) | 35Mbps |
※ タイプV個別型(16契約以上)の場合。(8契約以上)の場合は4,510円
光と言えば、最大速度が1Gbps = 1,000Mbps が普通なのですが、タイプVは100Mbpsなので10分の1も遅くなります。
- タイプVとは何か?速度が遅い理由は?
- 利用者の悪い口コミや評判は大丈夫?
- タイプVになっても1Gbpsを使うための方法
などの契約前に必ず知っておきたいポイントを解説します。
※当ページは「税込み」の料金で記載しています。
そもそもauひかりのタイプVって何? どうして遅いの?
auひかりのタイプVとは、「タイプ VDSL方式」の略称です。
つまり、「auひかりのVDSL方式タイプ」という意味になります。
VDSL方式は業界用語ですので、わかりやすく説明します。
auひかりの「VDSL方式」とは?
VDSL方式とは、マンションの共用部までは光ファイバーケーブルで繋げて、共用部から各部屋までは電話線で繋ぐ方法を意味します。
auひかりという名前からして、「光ファイバーケーブルが部屋まで繋がってるはず!」とイメージするのが普通ですが、タイプVに関しては部屋に電話線が繋がっているのです。
言い方を変えると、「1本の光ファイバーケーブルを、電話線を使ってみんなで共有している」と言えます。
ただし、電話線は光ファイバーケーブルと比べて圧倒的に通信品質が悪いです。
その電話線がタイプVになった人のマンションで利用されているため、最大速度が100Mbpsまで遅くなってしまうのです。

電話線は昔のインターネットで活用されていたケーブルで、今の時代は通信品質が良い光ファイバーが用いられるのが一般的です。
※ 1Gbps(1,000Mbps)は光配線方式と呼ばれます
auひかりで最大速度1Gbps = 1,000Mbps で使えるのは「光配線方式」が採用されている場合です。
auひかりのタイプでいうと「ギガ」「ミニギガ」の人が当てはまります。
タイプVとは違い、部屋までしっかり光ケーブルが繋がっていますね。
一般的に高速の光と言えば上記の光配線方式に対応していることが普通です。

同じauひかりでもこんなに違うのね…。ちょっと酷いわ。

はい。タイプVになったからといって月額料金が大きく下がるわけでもないのでデメリットの方が大きいです。
なぜ自分はタイプV(VDSL方式)になってしまった?
なぜかというと、お住まいのマンション内にあるauひかりで使われる設備の都合です。
工事業者がauひかりの設備を設置するときに、光ケーブルを各部屋に繋げることができなかったために電話線で代用したのです。
もちろん、auひかり側も住人に満足してもらえる光ケーブルを使いたかったでしょう。
しかし、マンション内の構造などが原因でどうしても光ケーブルが使えないケースがあるのです。
※ 光ケーブルは通信品質が高いのですが、折り曲げに弱いという欠点があります。
一方で、電話線はマンションを建てる時に各部屋まで配線されているものです。(昔は電話線を使って固定電話を利用していたため)
つまり、お住まいのマンションでは既存の電話線を使ってauひかりを提供するしかなかったわけです。
回線工事に来てもらった結果、構造上の問題で光回線を引き込めない事がわかり、auひかりのvdslしか無いという虚無感
— ロマンシングたかし (@wamoura) July 20, 2019

なるほど…。マンション内の構造が原因でタイプV(VDSL方式)になってしまったというわけね。

はい。全部屋共通でタイプVですので、自分だけ変更することは厳しいのが現状です。
悪い評判は本当?auひかりのタイプV(VDSL方式)の口コミ・評判を調査してみた。
auひかり タイプVが遅いと言っても、実際の利用者は非常に多いのが現実です。
多くのマンションでauひかりのタイプV(VDSL方式)が採用されているからです。
では果たして、実際の口コミや評判はどうなっているのか?
過去1~2年ほどの口コミや評判を徹底的に調査してみました。
auひかりのタイプV(VDSL)に関するネガティブなイメージを持つ人は多かった。
auひかりのマンションタイプVって
下り100Mbpsとかのゴミ回線やんけ…— **きょ~(ू•ω•ू❁)** (@kyoupn) April 11, 2019
auひかりに切り替える予定だけどもとがVDSLだから良くなる保証ないし逆に悪くなる可能性も十分あるから博打
— どらシェル (@Akiroki_TheO) June 29, 2020
auひかり契約するか迷うけどアパートがVDSLなのがなー…
— 🌺らぴートロピカル🌺 (@saku_Rapit) April 20, 2020

やっぱり、タイプV(VDSL方式)にネガティブなイメージを持つ人が多いわね。
実際にタイプVを使っていて遅いと感じる人の声
ポケットじゃないタイプでのオヌヌメのWi-Fiってある?
今auひかりだけどVDSLだから劇遅なんだよね。数年後引っ越すから我慢してるけれども…— つくもかみ (@tkm_cham) May 4, 2019
auひかりのVDSLだから当然そんなに早くない
— 畦道競歩 (@yggryojo) October 27, 2018
auひかりのVDSL回線、ここ最近いつ測っても10Mbps前後の数値しか出ないのは何故 pic.twitter.com/6pQJ1ClVxA
— EALS(いーるず) (@eals634) May 5, 2020
auひかりのVDSLがぜんっっぜん速度出ない(下り20Mbps) ので、あれから一年たって nuro光もやってきたので乗り換えを検討中。どうせならあと少し待って半経費って扱いにして按分していくべきか。
— tanigon@10/12 紅楼Jazz2019開催! (@tanigon) March 5, 2019

速度が遅いという声があるのはやっぱり気になるわね…。
しかし、VDSL方式のわりには意外と速いと言う声も多かった!
家のWi-Fi、特に上りめっちゃ調子いい
(auひかりマンションタイプVDSL) pic.twitter.com/c41ySDdfcq— つむじん@マイペースなう (@tmmn811) April 27, 2020
auひかりに自宅回線変更完了。マンションのVDSLタイプだけどJCOMに比べれば十分の速度。これでテザリングやめてWEB会議できるー pic.twitter.com/kjftS7o8wi
— しん (@g97b014) May 15, 2020
よくわからないけど最近平日日中でもauひかりマンション(VDSL)が95Mbpsくらい出るようになった
— 😇 (@SmileK_JP) May 20, 2020
自宅マンションの光回線はauひかりなんだけど、VDSLでこんだけ出てれば、まぁOKですわ。 pic.twitter.com/aPs5EmFvZY
— nami0101 (@nami0101) May 19, 2020
100近く出てればマシですけどね、うちはauひかりVDSLですが70前後キープしてるので✌️
— こんかりん👻🍹🔔 (@kon_karin) May 29, 2020
とりあえず無線接続
VDSLで大当たり回線引いたわ
auひかり愛してる😘 pic.twitter.com/4PJDGloTW8— みつはげ (@mituhage_kmd) May 22, 2020
結論:auひかり タイプVは30~50Mbpsほどなら期待できる!
auひかり タイプVの最大速度は100Mbpsとお伝えしましたが、これはあくまで最大速度(理論値)です。
実際に100Mbps出たら、速すぎてどんな目的でもカバーできますからね。
そこで口コミや評判を確認してみたところ、30~50Mbps程度であればタイプVでも出ることが分かりました。
ちなみに、通信速度は30Mbpsほど出ていれば十分快適に使えます。
口コミや評判を調査していると、利用し始める前にネガティブな印象を持つ人は多かったです。
しかしその一方で、実際に利用し始めてからは「意外と早いな」「全然使えるじゃん」と多くの人が感じていることに驚きました。。
本来使えると思っていた1Gbpsと比べると遅いのは嫌な気分になりますが、実際の速度が遅いかと言われればそうでもありません。
実際に、1Gbpsの最大速度を使いこなせている人は10人いれば1人だと言われているぐらいですので。
何が言いたいかというと、現段階では「auひかり タイプV」でも十分快適にネットが使えると言うことです。
一方で、ゲーム機やパソコンでオンラインゲームをする人は気を付けてください。
オンラインゲームでは別途PING(応答速度)が必要になるので、auひかり タイプV(VDSL)では間に合わないリスクがあります。
それ以外の人でもし迷っているなら、このまま安心して「auひかり タイプV」を契約して頂いて大丈夫かと思います。
※私もVDSL方式自体を利用した経験がありますが、オンラインゲームをせずに動画・映画・ネットサーフィン・SNSといった日常利用なら快適に使えました。

うーん…。でもやっぱり1Gbpsの高速回線でネットを楽しみたい気持ちは捨てきれないわ…。
auひかりをタイプV(VDSL)ではなく、1Gbpsで使う方法があるって本当?
引っ越し先はVDSLだけっぽいしギガラインタイプも結局速度が怪しいしやっぱauひかりの戸建て契約でええか・・・
— Cherisky (@Crossshine) April 4, 2018
結論からお伝えすると、やろうと思えば可能です。
実は、auひかりでタイプV(VDSL方式)になるのはマンションタイプのauひかりを申し込んだ場合にのみ該当します。
つまり、マンションタイプではなく、あえて「ホームタイプ(一戸建てタイプ)」で申し込めば1Gbpsでauひかりが使えます。
ホームタイプはマンションとは違い、建物の構造に関わらず最大速度1Gbps以上の契約が可能だからです。
ただし、マンションでホームタイプのauひかりを工事する難易度が非常に高いです。
- マンションの2階以下に住んでいること。
- ネット月額料金は5,610に上がる
- 管理会社・オーナーから工事の許可が下りにくい
- 退去時には必ず撤去工事が必要
- 撤去工事費用が31,680必ずかかる
上記のように、かなり厳しい条件があるので現実的な対応とは思えません。
何より致命的なのが、撤去工事費用の31,680です。
私は、auひかりではなく、ソフトバンク光と呼ばれるサービスで一戸建てタイプの工事をマンションで行った経験があります。
撤去工事費用は0円だったので思い切ってやってみましたが、撤去工事費用が31,680の場合は絶対にやりません。
しかし、この時点で諦めてはいけません!
これならできる! 1Gbpsの光回線を利用する2つの方法とは?
タイプVになってしまった人は残念ながらauひかりで1Gbpsの最大速度を満喫することはできません…。
しかし、申し込むサービスを変えると1Gbpsになる事例は多くあります。
サービスを変えると言っても、auひかりと同じKDDIグループが提供するサービスもあるので安いですよ。

auひかりと同等の料金で、最大速度を1Gbpsにアップさせて使いましょう!
方法1.光コラボ(フレッツ回線を使ったサービス)を選ぶ。
auひかりだとvdslでフレッツ光(コラボ)だと光配線なんだが速度ってかなり変わるんか
— みみずく (@mimizuk333) July 17, 2019
なぜここ最近でAUひかり導入してるのにVDSLなんだ・・・お前フレッツのほうは光配線いれたじゃねーか
— あめ (@amethys925) October 23, 2017
マンションの方、フレッツ なら光引いてギガ出せるのにauひかりVDSLしか対応しないとかもう少しやる気が欲しい。
— ひろこむ (@hirocomnet) February 8, 2018
実は、日本には大きく分けて3種類の光回線が存在します。
- NTTの光回線(フレッツ回線とも呼ばれる)
- KDDIの光回線
- 電力会社の光回線
このうち、KDDIの光回線を使って提供されるのがauひかりです。
他には、沖縄ではauひかりちゅら、東海ではコミュファ光などのサービスもKDDIの光回線を使っています。
そして、NTTの光回線を使っているのがドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光などのサービスです。
なお、業界ではNTTの光回線を使って提供されるこれらのサービスをまとめて「光コラボレーションサービス」と呼んでいます。(略して光コラボ)
ここで、注目したいのは、
- auひかりではVDSL方式(100Mbps)だった。
- でも、光コラボでは光配線方式(1Gbps)だった。
という人が多いことです。
独立回線とはいえフレッツ回線は1Gの光配線方式あんのにauひかり回線がVDSL方式ってどうなんだ・・・後からなのになんでしょぼい回線しか通過してねえんだよ
— 三太夫 (@dayu_sun) March 7, 2019
つまり、auひかりがVDSL方式になってしまった人でも、光コラボを申し込めば1Gbpsの最大速度で使えるようになる可能性が高いのです。
光コラボで1Gbpsが使えるなら、auひかり タイプVと同じような月額料金で最大速度が10倍で使えてしまいます。

料金は変わらないのに速度が10倍って… 損をせずに済むわけね!

はい。 さらに注目すべきは、光コラボでもKDDIグループが提供するサービスがあるということです!
KDDIグループはauひかりだけではなく、光コラボとして「ビッグローブ光」というサービスを全国エリアで提供しています。
auひかりがエリア外になったり、タイプVでは満足できない人でも、auひかりと同系列のサービスがお得に使えるのです。
KDDIグループが提供する光コラボの内容 ↓

5,478
最大1,100割引/月
19,800円
⇒ 実質無料キャンペーン中
公式特典
工事費実質無料
もしくは
21,000円+IPv6対応ルーター
※ キャンペーンの内容および期間は予告なく変更される場合があります。

KDDIグループが提供してくれているなら安心して使えるわね!

はい。サービス内容もauひかりと同等なので、業界では非常に人気があるサービスです。
方法2.エリア限定のNURO光を検討する。
Nuro光良いな。うちの場合VDSLだから10倍くらいの速度出そう。auひかりをあと1年半続けなきゃいけないの辛い。上り遅いし。
— 🦛 (@moominrx) January 21, 2019
VDSL配線方式だと最大でも100Mbpsしか出ないから、Nuroかauひかりのホームタイプ引こうかな。
— rbrange (@rbrange) March 5, 2017
もし万が一、光コラボのビッグローブ光もVDSL方式になってしまった人はNURO光を検討します。
NURO光は1Gbpsのサービスではなく、マンションで2Gbps以上の最大速度で提供される超高速サービスです。
SONYグループのソニーネットワークコミュニケーションズがNTTの光回線を買い取って、独自回線のような形で提供しています。
そのため、KDDIの光回線(auひかり)、NTTの光回線(光コラボ)とは違った設備で提供されています。
しかしながら、限られたエリアだけで提供されるサービスなので、エリア外の人は契約できません。
NURO提供エリアは下記の通りです。
NURO光 提供エリア (都道府県一覧) |
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関東 | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 茨城県・栃木県・群馬県 |
東海 | 三重県・岐阜県・愛知県・静岡県 |
関西 (近畿) |
大阪府・京都府・兵庫県 奈良県・滋賀県 |
九州 | 福岡県・佐賀県 |
その他 | 北海道 |
もし、上記のエリアにお住まいで、光コラボも使えないなら選択肢として確認しましょう。
NURO光の内容 ↓

5,217
最大1,100割引/月
⇒ 実質無料キャンペーン中
契約特典
※ キャンペーンの内容および期間は予告なく変更される場合があります。
最後に:auひかりのVタイプを選ぶなら工事不要のWiFiの方がお得!?
みなさんはマンションにお住まいだと思うので、今後の引っ越しも視野に入れていますよね。
そうであれば、最大速度が100Mbpsの光回線をわざわざ工事してもらうと都合が悪いときもあります。
なぜなら、auひかりは24ヶ月以内に途中解約をすると工事費の残債が請求されるからです。
auひかりのマンションタイプは本来、33,000円の工事費を1,375円(×24ヵ月間)分割払いする仕組みになっています。
工事費が実質無料と言われるのは契約中のみ適用できる割引(初期費用相当額割引)のおかげです。

つまり、auひかりを24ヶ月立たずに解約してしまった場合は、割引も同時に終了するので高額な請求がなされるリスクがあるのです。
※ イメージとしては、12ヶ月で解約すると16,500円が請求されます。
これは光回線の工事費実質無料キャンペーンによくある仕組みです。
そこで、発想を変えて工事不要のWiFiも検討する人が多いです。
工事不要のWiFiは、
- ネットの開通工事がない!
(=工事担当者が訪問することもない) - 月々使えるデータ容量に制限がないのでたっぷり使える
- 最大速度は558MbpsでVDSLより高速
- すぐに利用を開始できる
(申し込みから最短即日発送) - 月額料金・導入コストが光回線よりも安い傾向に
- 引っ越しても再度工事する必要がない
などのメリットを受けることができることから、マンションユーザーからの支持が強いのです。

初心者・上級者問わず、マンションにお住まいなら工事不要WiFiも人気なので見逃せません。

データ容量の制限なしで最大速度が558Mbpsが安く使えるのは魅力的ね。
「auひかり タイプV」まとめ:
「auひかり タイプV」になってしまった人でも視野を広げられるように様々な角度から解説をしてきました。
内容をまとめると、
- auひかりのタイプVは最大速度が100Mbpsと遅め
- 口コミや評判では30Mbps~50Mbpsの実効速度で意外と使える
- auひかりではなく光コラボなら最大速度1Gbpsで使える可能性が高い
- 光コラボが無理ならエリア限定のNURO光
という選択肢もあり。
- 引っ越しの可能性があるなら最大速度が558Mbpsで使える「工事不要のWiFi」も視野に入れる
上記の通りでした。
ただ、auひかりのVタイプは実際に使っている人の声を見ると意外と使えるという声が多いです。
私もVDSL方式自体を使ったことがありますが、日常利用程度であれば困ることは一切ありませんでした。
ですので思いきって契約してみるのも悪くはありません。
キャンペーンページ |
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