
- 動画が途中で止まる!
- 読み込みが遅い!
- 動き出したと思ったらまた止まった……
YouTubeが重いと感じ始めると何が原因なのか意味がわからなくなりますよね…。
何でちょいちょい重いんやYouTube
— 勇輝 (@Omega_Code000) July 27, 2022
パソコンでYouTube見ようにも見れんなこれ…
ページ読み込みが途中で止まる
あぁ…もう…— 高城胤吉 (@takagitaneyosi) July 30, 2022
結論からお伝えすると、YouTubeの読み込みが遅くて止まったり、重いと感じる根本的な原因は…、
「ストリーミング再生」が原因です!
一度ハマるとイライラする状況から抜け出すには「ストリーミング再生」を真っ先に知る必要があるのです。
YouTubeが止まって重く感じる根本的な原因:
まず、YouTubeは動画をストリーミング再生することができるサービスです。
ストリーミング再生とは、インターネット上の動画をダウンロードし続けながら、同時に再生することをいいます。
つまり、私たちがYouTubeで動画を視聴するときは以下の作業が繰り返し行われていることになります。
- YouTubeの動画をネット上からダウンロードし続ける
- ダウンロードした動画を画面で再生する

ふむふむ。じゃあ途中でYouTubeが止まるのはダウンロードがうまくできていないことが原因ってこと?

その通りです! ダウンロードさえ正常にできていれば再生中に止まることはありません。
ダウンロードがうまくできていないって?
ストリーミング再生は、動画のダウンロードと再生が同時に行われるとお伝えしましたね。
しかし、YouTubeと通信しているネット回線の速度が遅いとどうなるでしょうか?
ダウンロードが間に合わなくなってしまいます。
※ 回線の速度は、ダウンロード速度や下り速度とも呼ばれます。
ですので、ダウンロードが完了するまでYouTubeが一時的に止まることになります。

なるほど。ネット回線の通信速度が遅い場合は、ダウンロードが追い付かずに重く感じるわけね。

はい。ですのでYouTubeが止まったり重く感じる人は、真っ先にネット回線に問題がないかを確認しなければいけないのです。
では、一体何を確認すればいいのか?
さっそく見ていきましょう!
YouTubeが止まる・重い・遅くなる原因8つと改善策
YouTubeが止まる・遅いと重く感じるのは、ネット回線に問題があることがほとんどです。
ここでは、原因となっているネット回線の問題を見つけて改善策を解説していきます。
※ なお、ネット回線以外で考えられる2つの原因も合わせて記載しています。

順番に読み進めると、当てはまる原因が必ずあるはずです。
原因1.お使いのスマホが速度制限にかかっている。
YouTubeを視聴しているスマホが通信速度制限になっていると動画が重い・遅いと感じやすくなります。
なぜなら、速度制限中は速度が128Kbpsに制限されるため、動画をサクサクとダウンロードするのが難しくなってしまうからです。
ちなみに、スマホでYouTubeを視聴していて「動画が重い・よく止まる」といった現象が起こる場合は、いつの間にか速度制限になっていたというケースが多くみられます。
なんかYouTube止まると思ったら通信制限来てた絶対昨日WiFi繋がないで寝落ちた
— シア (@AF_shea) March 22, 2022
YouTubeもsafariもめっちゃ重いやん!何なん!と思ってたら通信制限でした
完全こっちのやらかしでした
— ほしはなさん (@kono_yakutatazu) June 30, 2021
ですので、スマホやタブレットでYouTubeを視聴していて動画が重いなどの症状が現れた場合は、
まず、通信速度制限にかかっていないかを確認するようにしましょう。

通信速度制限にかかっている場合は以下の改善策を試してみましょう。
【改善策1】通信速度制限を解除する。
通信速度制限はひと月我慢すれば翌月には解除されますが、待たずに解除することも可能です。
詳しい解除方法は以下にて解説していますので参考にしてみましょう。
【改善策2】WiFi環境を整える。
スマホやタブレットの通信速度制限に悩まされたくない!という人は、WiFi環境を整える方法がおすすめです。
WiFi環境があれば、毎月使い放題でインターネット利用ができるため、YouTubeを思う存分楽しむことができます。
また、WiFi環境の中でも光回線はダウンロード速度が高速であるため動画が重い・止まるといった悩みを感じにくいです。
高速な光回線選びは以下のページを参考にしてみましょう。
原因2.Wi-Fiの電波強度が弱い。
Wi-Fiマークが減るような現象は起きていませんか?
少し経てば元に戻ることもあるかもしれませんが、一度でも起きていればWi-Fiの電波強度が弱いと考えてください。
Wi-Fiの電波強度が弱いと、ネット接続が不安定になったり回線速度が低下するので、YouTubeが重たくなります。
【改善策1】Wi-Fiルーターを改善する。
現在お使いのWi-Fiルータ-の位置を変更したり、自分自身がWi-Fiルーターに近づくことで改善できる可能性があります。
ただ、それでも厳しい場合は広範囲にWi-Fiを飛ばすことができる高性能なWi-Fiルーターに切り替える必要があります。
【改善策2】中継器を設置する。
複数の部屋がある家では、1台のWi-Fiルーターだけでは間に合わなくなることが多いです。
そんな場合はWi-Fiルーターが飛ばす電波を拡大できる「中継器」を設置することで解決します。
原因3.ダウンロード速度が遅いサービスを使っている。
ダウンロード速度(回線速度)が速ければ速いほど、YouTubeの動画をサクサクと快適に読み込むことができます。
しかし、選ぶサービスによっては回線品質が原因で、アクセスの多い時間帯に回線速度が低下するケースがあります。
以下の表をご覧ください。
インターネット 回線の種類 |
最大速度 (下り) |
最大速度 (上り) |
---|---|---|
光回線 | 1Gbps~ | 1Gbps~ |
ケーブルテレビ回線 (J:COM) |
320Mbps | 10Mbps |
無料インターネット | 100Mbps | 100Mbps |
ホームルーター (ドコモhome5G) |
4.2Gbps | 218Mbps |
ホームルーター (HOME 5G L11) |
2.7Gbps | 183Mbps |
ポケットWiFi (Speed Wi-Fi 5G X11) |
2.7Gbps | 183Mbps |
例えば、
- ケーブルテレビ回線
- 無料インターネット
上記のようなサービスでは「最大速度が遅い・速度制限がある」などの原因でYouTubeの視聴に問題が出る可能性があります。
【改善策】光回線を利用するのが理想的。
- 制限なしで使い放題
- 最大速度が下り・上り共に速い
- 回線品質が安定している
といった3つの条件を満たす「光回線」を利用しておけばYouTubeで遅くなることはほとんどないでしょう。

光回線サービス選びは「失敗しない光回線の選び方・開通手順ガイド」にて確認できます。
原因4.インターネットの混雑で回線速度が低下している。
インターネットは利用する人が多ければ多いほど混雑しやすく、使える通信速度が遅くなる傾向にあります。
時間帯としては、夜の21時から23時をピークに混雑し、土日は時間帯問わず混雑しやすいと考えてください。
このデータは総務省の時間帯別トラフィックの推移を参考にしています。
![]()
ISP9社のブロードバンド契約者の時間帯別ダウンロードトラヒックの一週間の推移をみると、ピークの時間帯はいずれの曜日も21時から23時にある。また、土曜日、日曜日は日中時間帯の利用も多い。

データからも分かる通り、利用する回線によっては21時~23時の時間帯や土日にYouTubeを視聴すると、重い・遅いと感じやすいのです。
やっぱりTwitter調子悪いよね😅You Tubeも夜重いし😇
— くろにゃん (@kuronyan0777) July 16, 2022
金夜のYou Tubeむちゃくちゃ重いな
— 麗良@0316🦊🤘武道館 (@n6h9k) February 12, 2021
【改善策1】混雑時間でも耐えられる回線に切り替える
混雑しやすい21時~23時の時間帯を避けてYouTubeを使ってもいいですが、それでは根本的な解決にはなりません。
ですので、混雑時間帯でも耐えられる最大速度の速い光回線サービスの利用を検討しましょう。
原因5.高画質で動画を視聴している。
YouTubeでは動画を視聴する際に、画質を選ぶことができます。
そして、選ぶ画質によって必要とされる回線速度の目安は異なります。
画質 | 必要な速度 |
---|---|
4K | 20Mbps |
HD 1080p | 5Mbps |
HD 720p | 2.5Mbps |
SD 480p | 1.1Mbps |
SD 360p | 0.7Mbps |
※ 初期設定では回線速度に合わせて画質が自動的に選択される「自動」に設定されています。
上記のように、高画質になればなるほど回線速度の速さが求められる仕組みです。
何か回線重いなーって思ってたらyoutubeの4k動画流してたからだ
そりゃ重くなるわ— 水時T (@TmizutokiT) January 14, 2021
【改善策】動画の画質を落として再生する。
YouTubeが止まって重く感じる人は、回線速度に見合った画質設定になっていない可能性があります。
そんなときは、画質設定が「自動設定」になっているか確認してください。
なぜなら、自動設定は、画面のサイズや回線速度に合わせて画質を自動的に調整してくれるモードだからです。
原因6.YouTubeのアプリが最新バージョンにアップデートできていない。
YouTubeのアプリを利用して動画を視聴している人は、最新バージョンのアプリを使っているかを確認する必要があります。
なぜなら、最新バージョンのアプリを利用することで、アプリの高速化や、不具合の修正などに対応してくれるからです。
私の場合はプツプツするなーとかラグあるなーって時は、決まってYouTubeのアップデートが必要になってます。アップデートした後は快適に観れてます😊
— ハピフロ📌 (@178Happyfloren) August 12, 2019
【改善策】アプリを最新バージョンにアップデートする。

以下の手順でアプリをアップデートしましょう。
androidを利用中の人
- 「Google Playストア」を開く。
- YouTubeを検索する。
- アプリが最新版でない場合は「更新」と表示されているので更新する。
iPhoneを利用中の人
- 「App Store」を開く。
- YouTubeを検索する。
- アプリが最新版でない場合は「アップデート」と表示されているので更新する。
原因7.端末側で不具合が起きている。
お使いの端末側で不具合が起きた場合、YouTubeが正常に動作しないことがあります。
【改善策】スマホ・タブレットの再起動を試してみる。
パソコンでYouTubeを視聴している場合は一度お使いのパソコンを再起動することで改善される可能性があります。
稀にYou Tubeを見てると無茶苦茶重くなる時がある…
再起動したら直るけど……— 夏目 (@natume03) June 30, 2020
また、スマホやタブレットでYouTubeを視聴している場合は、開いてるアプリなどを全て閉じて、以下の手順で端末を再起動してみましょう。

お使いの端末に合わせて再起動を試してみましょう。
androidを利用中の人
- 電源ボタン長押し
- 再度電源ボタン長押しで再起動
iPhone(iPhone8以降の端末)を利用中の人
- 音量上ボタンを押す
- 音量下ボタンを押す
- サイドボタン長押し
iPhone7、iPhone7plusを利用中の人
⇒音量下ボタンとサイドボタンを同時に長押し
上記以外のiPhoneを利用中の人
⇒サイドボタンとホームボタンを同時に長押し
iPhoneの場合はいずれにせよ、Appleのロゴが表示されるまで長押しすることで再起動が完了します。
原因8.YouTubeで障害が起きている。
ここまでお伝えしてきた7つの改善策を試しても状況が変わらずYouTubeが重い・遅いままという場合は、YouTube自体で通信障害が起きている可能性があります。
この場合は、私たちで対処できることはありませんので、障害が改善されるのを待ちましょう。
【スマホでYouTubeを視聴している人へ】動画の視聴でかかる通信量に要注意。
YouTubeは視聴する動画の画質によって消費する通信量が以下のように変わります。
画質 10分間の利用で
かかる通信量144p(最低画質) 20MB 240p(低画質) 20~30MB 360p(標準画質) 40~50MB 480p(中画質) 60~70MB 720p(高画質) 120~150MB 1080p(最高画質) 200~250MB

高画質になるほど消費する通信量も多くなるのね。

はい。例えば、標準画質の動画でも、1時間の視聴で~300MBの通信量がかかります。

スマホやタブレットで契約している通信量が少ない人や、YouTubeの利用が多い人は注意が必要ね。
通信量に制限があるスマホやタブレットでYouTubeを視聴すると、
- 通信制限にかかりやすい。
- 通信制限を即時解除すると別途料金がかかる。
- 使った分だけネット料金が上がる。
といった悩みを抱えやすいのです。
ですので、「毎月通信制限に悩まされたくない!」「YouTubeを見放題で楽しみたい!」という人は、WiFiを使うようにします。

WiFiが利用できれば、スマホの通信量を節約できるうえ、高画質の動画も見放題で楽しむことができます。
無制限で利用できる3種類のWiFi
無制限で利用できるWiFiは自分の利用用途に合わせて以下3種類から選ぶと良いでしょう。
- 光回線
- ホームルーター
- ポケットWiFi
1.光回線
「YouTubeの利用は自宅がほとんど!」という人は、まず光回線の導入を検討してみるのがおすすめです。
光回線は一度工事を済ませれば、いつでも高速で高品質なネット通信が使い放題で利用できるようになります。
そのため、YouTubeに限らず、
- ビデオ会議ツール
- VOD
(Netflix、Prime Video、Huluなど) - オンラインゲーム
といったサービスも快適に利用することができます。

自宅でのネット利用が主になる人は光回線の導入を検討すると良いでしょう。
2.ホームルーター
「光回線を導入したいけど、工事が手間」「引越しをする可能性がある」という人はホームルーターの利用がおすすめです。
ホームルーターは工事不要で、コンセントに挿すだけで自宅にWiFi環境を作ることができる便利なサービスです。
中でも、ドコモのホームルーターは、
- 月々に使える通信量が無制限
- 下り最大4.2Gbps / 上り最大218Mbps
- 全国エリアで使える
- Web申し込みなら自宅で受け取り可能
といったメリットを持っているためおすすめです。
今なら18,000円が貰える!
3.ポケットWiFi
「自宅だけでなく、外出先でもYouTubeを利用することがある」という人はポケットWiFi(WiMAX+5G)がおすすめです。
ポケットサイズの端末をそばに置いておくだけで、簡単に使い放題のWiFi利用ができます。
なお、WiMAX+5Gは日本全国広いエリアで利用することができるため、出張先や旅行先でも活用することができます。

外でも無制限のWiFi利用がしたいという人はWiMAX+5Gを選んでおくと安心です。
外出先でも毎月無制限で使える!
まとめ

YouTubeを見ていて動画が重い・止まる・見れないといった状態になる人は以下7つの項目を確認することで改善策が見つかります。
- 通信制限にかかっている。
⇒通信制限を解除する。
⇒ネットが使い放題になるサービスを契約する。 - Wi-Fiの電波強度が弱い。
⇒WiFiルーターを見直す
⇒中継器を設置する - CATV回線やモバイル回線を使っている。
⇒高速で安定している光回線を検討する。 - 回線が混雑する時間に利用している。
⇒高速で安定している光回線を検討する。 - アプリが最新バージョンではない。
⇒アプリをアップデートする。 - 高画質で動画を視聴している。
⇒画質を自動設定に切り替える。 - 端末で不具合が起きている。
⇒端末の再起動を試す。
上記で当てはまる項目があれば、まずは改善策を試してみましょう。
なお、YouTubeはストリーミング再生を行うサービスであるため、安定したダウンロード速度(下りの回線速度)が常に必要です。
ですので、回線によっては混雑時間帯などで回線速度が足りなくなってしまうことがあります。
もし、まだWiFiを利用していない人は、まずは光回線の利用を検討することをおすすめします。
なぜなら、光回線は、
- インターネットが使い放題
- モバイル回線とは違って、常時安定した通信品質を確保しやすい
- 最大速度が1Gbps~(1,000Mbps)で高速
といったメリットがあるため、YouTube含めインターネットを自宅で楽しむために理想的なサービスだからです。