
データ量の制限がないWiFiを使うにはネット回線の工事が必要になるイメージが付き物ですね。
昔はその通りだったのですが、現在では全く違います。
なぜなら、工事不要のサービスでもデータ量の制限なくWiFiを使うことができるからです。
もし、WiFiの利用を検討しているなら「工事不要のWiFi」は絶対に見逃せないと言えるでしょう。
契約前に、「こっちを選んでおけばよかった!」とならないためにも確実に押さえていきましょう!
工事不要でWiFiが使えるサービスとは?
まず工事不要でWiFiが使えるサービスは大きく分けて2種類だけ存在します。
どんなサービスなのかを最初に確認していきましょう。
1.自宅専用の「ホームルーター」
月額料金 | 3,344円 |
---|---|
端末代金 | 0円 |
最大速度(bps) | 558Mbps |
月間データ量 | 制限なし |
WiFi同時接続台数 | 40台 |
WiFiの範囲 | 広い部屋にも対応! |
使い方 | コンセントに繋ぐだけ |
工事なしで自宅にWiFi環境を作ることができるのは「ホームルーター」と呼ばれるものです。
コンセントに挿して置いておくだけで、自宅内にてWiFiが使えるようになります。
気になる最大速度は558Mbpsと高速で、日常的な利用用途なら十分に対応可能です。
なお、360度全方位をカバーする4本の高感度アンテナを搭載しているので、機器から離れていても快適にWiFiが使えます。

工事不要で使えるにも関わらず、固定回線と同じレベルで使えるのね。

はい。 ちなみにWiFiだけでなくLANケーブルを使った有線接続にも対応しています。
2.外出先で使える「ポケットWiFi」
月額料金 | 3,344円 |
---|---|
端末代金 | 0円 |
最大速度(bps) | 558Mbps |
月間データ量 | 制限なし |
WiFi同時接続台数 | 16台 |
WiFiの範囲 | ポケットWiFi周辺のみ |
使い方 | 充電して持ち歩く |
工事なしで家でも外でもWiFiが使えるのは「ポケットWiFi」と呼ばれるものです。
充電したあと電源をONにしておくだけで、家でも外でもWiFiが使えるようになります。
ただ、コンパクトな充電式の機器ですので、広範囲にWiFiを飛ばすことは苦手です。
あくまで外出先での利用に特化したサービスだと言えるでしょう。

外出先でも使う予定があるならポケットWiFiということね。
工事不要のWiFiで得られる5つのメリットはコレだ!
工事が不要になることで受けられるメリットは想像以上に大きいです。
とくに、賃貸住宅にお住まいで引っ越しの可能性がある人は見逃せません。
メリット1.導入コスト・月額料金が安い
月額料金 | 工事費用 | |
---|---|---|
工事不要の場合 | 3,344円 | 0円 |
工事ありの場合 | 3,800円 5,200円 |
15,000円 18,000円 |
ホームルーターやポケットWiFiは工事不要なので、工事費用が0円です。
機種料金も0円ですので、初期費用の負担がほぼありません。
また、月額料金が安く、毎月の負担も少ないです。
※ 工事なし・工事あり問わず、契約時に3,000円の事務手数料はかかります。

導入コスト・月額料金ともに安いので、コスパが非常に良いです。
メリット2.工事不要だからすぐにWiFiが使い始められる
利用開始までにかかる期間 | |
---|---|
工事不要の場合 | 最短即日発送 |
工事ありの場合 | 7日~30日 |
ホームルーターやポケットWiFiは自宅に届けばすぐに使い始めることが可能です。
申し込み窓口にもよりますが、一番早い窓口では最短即日で発送してもらえるので、おおよそ翌日~3日には自宅に届くでしょう。
※ お住まいの場所によって到着日程が異なる場合もあります。

工事がないので、申し込みからWiFiを使い始めるまでの期間がグンと短縮できます。
メリット3.引っ越しがあっても安心
引越し時 | 撤去工事 | |
---|---|---|
工事不要の場合 | マイページで 住所を変えるだけ |
なし |
工事ありの場合 | 移転工事が必要 | 可能性あり |
工事不要のWiFiは、ネット上のマイページから新住所を入力するだけで引越し時の手続きが完了します。
その一方で、工事ありのネット回線では新住所にて再度工事をしなければなりません。(移転工事と呼ばれる)
時間や手間がかかるうえに、移転工事費もかかるので負担が大きくなりがちです。
また、退去時には撤去工事が必要になるケースもあります。
メリット4.誰でも簡単に設定できる
WiFiを飛ばす準備 | |
---|---|
工事不要の場合 | 付属のSIMカードを入れるだけ |
工事ありの場合 | ・無線LANルーターの準備 ・PPPoE認証設定など |
工事不要WiFiは設定が本当にカンタンです。
付属のSIMカードを機器に入れるだけで設定が完了します。
※ホームルーター・ポケットWiFiともに同じです。
一方で、工事ありのサービスでは自分で無線LANルーターと呼ばれる機器を準備(購入)して、接続設定する必要があります。
※接続設定:PPPoE認証設定と呼ばれ、プロバイダーから付与されたIDとPASSをルーターの管理画面で入力します。

初心者でも工事不要のWiFiなら簡単に使い始められるわけね。
メリット5.データ容量が無制限で通信速度も速い!
最大速度 | |
---|---|
光回線(光配線方式) | 1Gbps |
ホームルーター | 558Mbps |
ポケットWiFi | 558Mbps |
ケーブルテレビ回線 | ~320Mbps |
光回線(VDSL方式) | 100Mbps |
無料のインターネット (LAN配線方式) |
100Mbps |
ここまでメリットがあるなら通信品質に問題があるんじゃないの?と思われる人も多いかと思います。
実際に比較してみると、光回線より遅いものの、その他の固定回線よりは速いという結果になりました。
また、このレベルの最大速度は下記の利用目的なら十分に快適です。
- Webサイト閲覧
- ビデオ通話
┗ LINE通話・Skypeなど - SNS
┗ インスタグラム・ツイッター - 動画視聴サイト
┗ Youtube・ニコニコ動画など - ビデオオンデマンド
┗ Amazonプライムビデオ・Netflix・Huluなど - etc…
何が言いたいかというと、日常的な利用目的なら基本的になんでも快適に使えます。
※ オンラインゲームをする人は注意!
パソコンやゲーム機でオンラインゲームをする人に工事不要のWiFiはおすすめできません。
通信速度的には問題ありませんが、オンラインゲーム特有で求められるPing(応答速度)が足りない傾向にあるからです。
Pingは実際に使ってみないと分かりませんが、光回線でなければ厳しいケースが多いです。
ただ、光回線が契約できない状況であればホームルーターで対処する人も多いです。
【失敗しない】工事不要で使えるWiFiおすすめBEST2選
工事不要のWiFiを使い始めるときに「これなら失敗しない!」とおすすめできるサービスをまとめました。
1.WiMAXのホームルーター
自宅でWiFiの利用を検討している人は、WiMAXのホームルーターを選べば失敗しません。
料金が安くて、回線品質も安定しているからです。
なお、WiMAXのホームルーターはWiMAX2+と呼ばれる電波を受信してWiFiを飛ばします。
通信業界大手のKDDIグループ企業が電波を管理していることからも安心して利用できると言えるでしょう。
※ サービスの比較は以下の記事で行っています。
2.WiMAXのポケットWiFi
家でも外でもWiFiを使う人はWiMAXのポケットWiFiを選べば失敗しません。
なお、常に充電しながら自宅で使うのもアリですが、バッテリーの劣化が早まるのでオススメしません。
自宅でたくさん使う予定があるならコンセントタイプのホームルーターを選ぶようにしましょう。
※ サービスの比較は以下の記事で行っています。
※ WiMAX以外はおすすめできない理由
業界では工事不要のWiFiといえば、運営実績が長くて業績のあるWiMAXが定番です。
また、WiMAXの大元は通信業界大手のKDDIグループですので知名度的にも全く問題ありません。
そんな中で、知名度のない新しいサービスに手を出してしまうとリスクが伴います。
中には悪徳なサービスも多いので、初心者の方はWiMAX一択で選んでおけば失敗しないでしょう。