
auひかりの解約手続きはできるだけスムーズに終わらせたいですよね。
とはいえ、auひかりを解約する際は以下のリスクを把握しておかなければ解約後に後悔する可能性があります。
- 解約金や工事費の残債でかかる料金
- 撤去工事の有無と費用 ※注意
- 使えなくなるサービスやオプション
もし1つでも不安な点がある場合は解約後に後悔しないためにも、当ページで解約前のおさらいをしておきましょう。

ちなみに、auひかり解約後に他社への乗り換えを検討している人は解約を伴って発生する違約金や工事費の残債を0円にする方法も確認できます。
※2021年4月1日「総額表示」の義務付けに伴い、当ページの料金は税込みで記載しています。
auひかりの解約でかかる解約金などの費用について
auひかりは解約するタイミングによって以下の費用がかかる場合があります。
- 解約金
- 工事費の残債
- 撤去工事費

解約する際にかかる費用は具体的にいくらになるのか以下より確認していきましょう。
1.auひかりの解約でかかる『解約金』について
auひかりの解約金は契約している料金プラン別に以下の通りとなります。
タイプ | 料金プラン (契約期間) |
解約金 |
---|---|---|
集合住宅 (マンションタイプ) |
お得プランA (2年契約) |
2,290円 |
お得プラン (2年契約) |
2,730円 | |
標準プラン (契約期間なし) |
なし | |
一戸建て (ホームタイプ) |
ギガ得プラン (2年契約) |
4,460円 |
ずっとギガ得プラン (3年契約) |
4,730円 | |
標準プラン (契約期間なし) |
なし |
auひかりで「標準プラン(契約期間なし)」を契約している人は解約金はかかりません。
一方で、その他のプランを契約している人は契約期間の途中で解約すると解約金がかかります。
※ 現在契約している契約プランは、契約書かMy au (web)で確認するしかありませんが、おそらく大多数の人は契約期間ありのプラン(2年or3年)で契約されているかと思います。
auひかりの解約金がかからない時期
各契約期間ごとにauひかりの解約金がかからない時期を説明しておきます。
※標準プランの人は、いつ解約しても解約金はかかりません。
1.auひかり(2年契約)の場合
■ 2年契約のプラン
マンションタイプの「お得プラン(A)」
ホームタイプの「ギガ得プラン」
auひかりの利用を始めてから、
- 24、25、26ヶ月目の3ヶ月間
- 48、49、50ヶ月目の3ヶ月間
- …というように2年ごとに3ヶ月間
上記期間が契約更新月となり、この期間に解約すると解約金がかかりません。
契約期間 | 解約金 | |
---|---|---|
お得プランA (マンションタイプ) |
ギガ得プラン (ホームタイプ) |
|
1ヶ月目 | 2,290円 | 10,450円 |
~ | 2,290円 | 10,450円 |
23ヶ月目 | 2,290円 | 10,450円 |
24ヶ月目 | 解約金0円! | |
25ヶ月目 | ||
26ヶ月目 | ||
27ヶ月目 | 2,290円 | 10,450 |
~ | 2,290円 | 10,450円 |
47ヶ月目 | 2,290円 | 10,450円 |
48ヶ月目 | 解約金0円! | |
49ヶ月目 | ||
50ヶ月目 |
※ プロバイダがBIGLOBEの場合、解約金がかからない時期は「24ヶ月目、25ヶ月目」「48ヶ月目、49ヶ月目」となります。

契約更新月以外に解約すると、最大で10,450円の解約金がかかるので注意が必要です。
2.auひかり(3年契約)の場合
■ 3年契約のプラン
ホームタイプの「ずっとギガ得プラン」
auひかりの利用を始めてから、
- 36、37、38ヶ月目の3ヶ月間
- 72、73、74ヶ月目の3ヶ月間
- …というように3年ごとに3ヶ月間
上記期間が契約更新月となり、この期間に解約すると解約金がかかりません。
契約期間 | 解約金 | |
---|---|---|
1ヶ月目 | 4,730円 | |
〜 | 4,730円 | |
35ヶ月目 | 4,730円 | |
36ヶ月目 | 解約金0円! | |
37ヶ月目 | ||
38ヶ月目 | ||
39ヶ月目 | 4,730円 | |
〜 | 4,730円 | |
71ヶ月目 | 4,730円 | |
72ヶ月目 | 解約金0円! | |
73ヶ月目 | ||
74ヶ月目 |
※ プロバイダがBIGLOBEの場合、解約金がかからない時期は3年毎に1ヶ月間のみで、「36ヶ月目」「72ヶ月目」となります。

契約更新月以外に解約すると、4,730円の解約金がかかるので注意が必要です。
ちなみに、2年契約・3年契約ともに「自動更新」となっており、契約更新月を過ぎると自動的に契約が更新されます。
ですので、解約金をかけずに解約したいという人は、
- 2年契約なら2年ごとに3ヶ月間
(初めは24~26ヶ月目) - 3年契約なら3年ごとに3ヶ月間
(初めは36~38ヶ月目)
上記の期間に訪れる契約更新月に解約するようにしましょう。
2.auひかりを解約する際に注意すべき『工事費の残債』について

auひかりを解約すると、解約金の他に「工事費の残債」が請求される場合があります。

「工事費の残債」って何かしら?

工事費の残債とは、解約までに支払い終えることができなかった工事費のことを言います。
そもそも、auひかりは開通を伴って以下の工事費がかかっています。
- マンションタイプ:33,000円
└ 1,443円+1,434円 × 22回払い(全23回) - ホームタイプ:41,250円
└ 1,194円+1,178円 × 34回払い(全35回)

つまり、分割払いの途中でauひかりを解約してしまうと、残った工事費が「工事費の残債」として一括で請求されるのです。
auひかりの「初期費用相当額割引」で工事費が無料になっている人も要注意!
基本的にauひかりを契約しているほぼ全ての人は「初期費用相当額割引※」というキャンペーンが適用されていて工事費用が実質無料になっています。
※ 分割払いする工事費用相当額の月額割引が適用されて実質的に工事費が無料になるキャンペーン
しかし、auひかりを解約すると割引が適用されなくなり、解約時に残った工事費(工事費の残債)が請求されるのです。
詳しくは、auひかりの工事費は本当に無料?巧妙な仕組みに騙されるな!で解説していますが、
auひかりの工事費を実質無料にするためには、
- マンションタイプで23ヶ月
- ホームタイプで35ヶ月
上記の期間、「初期費用相当額割引」を適用させ続けなければなりません。

つまり、工事費用を支払い終える前にauひかりを解約すると、工事費の残債が請求されるのです。
例えば、1年でauひかりを解約する人は以下のように工事費の残債がかかります。(目安)
建物のタイプ | 1年で解約した際の 工事費の残債 |
内訳 | |
---|---|---|---|
工事費の総額 | 支払った工事費 | ||
集合住宅 (マンションタイプ) |
15,774円 (1,434円 × 11ヶ月) |
33,000円 (1,443円+1,434円 × 22ヶ月) |
17,217円 (1,443円+1,434円 × 11ヶ月) |
一戸建て (ホームタイプ) |
27,094円 (1,178円 × 23ヶ月) |
41,250円 (1,194円+1,178円 × 34ヶ月) |
14,152円 (1,194円+1,178円 × 11ヶ月) |

解約の時期が早ければ早いほど工事費の残債が高額になるということを覚えておきましょう。
3.auひかりを解約する際にかかる『撤去工事費』について
撤去工事とは、自宅にauひかりを開通させるために引き込んでいた回線を撤去する工事のことを言います。
auひかりをマンションタイプ(集合住宅)で契約している人は撤去工事は必須ではありません。
しかし、auひかり ホームタイプ(一戸建て)の場合、2018年3月1日~2022年6月30日に契約した人は解約の際に撤去工事が必須となります。
撤去工事の有無 | auひかり(ホームタイプ) を申し込んだ日 |
---|---|
2018年3月1日以前 | 撤去工事なし※ |
2018年3月1日 ~2022年6月30日 |
撤去工事あり |
2022年7月1日以降 | 撤去工事なし※ |

撤去工事が実施された場合はいくらかかるのかしら…?

撤去工事が行われると31,680円の費用がかかります。
※撤去工事費がかからない期間にauひかり(ホームタイプ)を契約した人も要望がある場合のみ撤去工事を実施することができます。また、その際にかかる費用は以下の通りです。
- 2018年3月1日以前に契約した人:11,000円
- 2022年7月1日以降に契約した人:31,680円
撤去工事がある場合は、解約する時期に関わらず最大31,680円が請求されるので注意しましょう。
マンションタイプ・ホームタイプ別|解約時にかかる費用まとめ
auひかりの解約時にかかる費用をまとめておきましたので、自分のお住まいに合わせて確認してください。
auひかりをマンションタイプ(集合住宅)で利用中の人は…
料金プラン (契約期間) |
解約金 | 工事費 の残債 |
撤去工事費 |
---|---|---|---|
お得プランA (2年契約) |
2,290円 | ~33,000円 | なし |
お得プラン (2年契約) |
2,730円 | ~33,000円 | なし |
標準プラン (契約期間なし) |
なし | ~33,000円 | なし |
auひかり(マンションタイプ)を解約する際は撤去工事費は基本的にかからないので、解約金と工事費の残債を気にかけておきましょう。
なお、解約時の費用負担を避けるには以下の時期に解約すべきです。
- 解約金を避けるには…
2年ごとに訪れる契約更新月(初回は24~26ヶ月目) - 工事費の残債を避けるには…
24ヶ月目~

つまり、24~26ヶ月目に解約すると無駄な負担なく解約することができます
ちなみに、24~26ヶ月目の解約を逃しても他社へ乗り換える場合は解約時の負担をなくすことも可能です。(後述しています)
auひかりをホームタイプ(一戸建て)で利用中の人は…
料金プラン (契約期間) |
解約金 | 工事費 の残債 |
撤去工事費 | ギガ得プラン (2年契約) |
4,460円 | ~41,250円 | 31,680円※ |
---|---|---|---|
ずっとギガ得プラン (3年契約) |
4,730円 | ~41,250円 | 31,680円※ |
標準プラン (契約期間なし) |
なし | ~41,250円 | 31,680円※ |
※ 2018年3月1日~2022年6月30日にauひかりのホームタイプを申し込んだ人が解約する場合のみ、必須でかかる費用です。
ホームタイプのauひかりで解約金がかからない時期は以下の通りです。
- 2年契約の人は2年ごとに訪れる契約更新月(初回は24~26ヶ月目)
- 3年契約の人は3年ごとに訪れる契約更新月(初回は36~38ヶ月目)
ただし、上記の時期に解約できてもホームタイプの工事費は35回払いであるため2年契約の人のみ「工事費の残債」がかかってしまいます…。
また、撤去工事費に関しては解約の時期に関わらずかかる費用です。(2018年3月1日~2022年6月30日にauひかりのホームタイプを申し込んだ人)

ホームタイプの場合は解約時に負担が大きくなってしまうケースが多そうね…。

そうですね。解約を検討する際は自分の契約状況をよく確認して進めるようにしましょう。
一方で、auひかりから他社サービスへ乗り換える人はキャンペーンの適用やキャッシュバック特典で負担を減らすもしくは、なくすことが可能です。(後述しています)
【解約前に要確認!】auひかりを解約すると使えなくなるオプションサービス
auひかりを解約すると、利用していたインターネットはもちろんですがその他のオプション機能が同時に使えなくなってしまいます。

auひかりの解約手続きを進める前に、以下より必ず確認しておきましょう。
1.auひかり専用の無線LAN機器(WiFi)が使えなくなる

auひかりでは、WiFiを飛ばすために「無線LAN機器」をレンタルしてくれています。
この無線LAN機器はauひかりを利用する人限定に貸し出しているものなので、auひかりを解約したら返却しなければなりません。
auひかりから他社サービスへの乗り換えを検討している場合は、乗り換え先で新たにWiFiルーターをレンタルまたは、購入する必要があるということは覚えておきましょう。
2.auひかりのメールアドレスが使えなくなる
auひかりを解約すると、取得していたメールアドレスは使えなくなります。
例えば、auひかり(au one net)を契約中の人は、メールアドレス「〇〇@〇〇.auone-net.jp」を5つ無料で貰うことができています。
ですが、このアドレスはauひかり(au one net)を解約すると全て使えなくなるのです。
■ 補足
- au携帯で利用しているメールアドレス
- Yahoo!メール(◯◯◯@yahoo.co.jp)
- Gmail(◯◯◯@gmail.com)
などのアドレスに影響はありません。
3.auひかりのサポートサービスが使えなくなる
auひかりを解約すると、以下のサポートサービスが使えなくなります。
- おまかせアドバイザー
- かけつけ設定サポート
- おうちトラブルサポート
- 安心ネットフィルター

解約するとインターネットだけでなく今まで使えていたオプションサービスも一緒に使えなくなるのです。
4.auひかりの電話番号が使えなくなる
auひかりで発行した電話番号は、場合によって使えなくなります。
例えば、ホームタイプ(一戸建て)の場合、auひかりを解約すると利用していた電話番号は使えなくなります。
一方でマンションタイプ(集合住宅)の場合、インターネット契約だけを解約して電話だけの契約に変更することも可能です。
※ auひかり(マンション)でau one netをプロバイダで使っている場合。

auひかりを解約する前にインターネット以外にも利用しているオプションがないか確認しておかないといけないわね!

はい。解約してから今まで使っていたオプションが利用できなくなったことに気が付いても遅いので、しっかりチェックしておきましょう。
auひかりの解約方法と手順|解約金・工事費の残債を0円にする方法も。

最後に、auひかりの解約手順をサクッと確認していきましょう。
-
STEP0※ 乗り換え予定の人へ
auひかりの解約時に違約金がかかる人でも、他社サービスに正しく乗り換えることで解約の際にかかる違約金などの費用を0円にすることができます。
サービス キャッシュ
バック特典違約金
還元工事費の
残債還元ソフトバンク光 38,000円 〇 〇 ドコモ光 45,000円
+2,000dポイント〇 × NURO光 45,000円 × × So-net光プラス 50,000円 × × ビッグローブ光 30,000円 × × @nifty光 25,000円 × × 光回線サービスは新規(乗り換え)の申し込みで上記のキャッシュバック特典を受け取ることができるため、違約金や工事費の残債を実質0円にすることが可能です。
また、auひかりから ソフトバンク光 への乗り換えであれば解約時にかかる違約金と工事費の残債をキャンペーンでなくしてくれます。
詳しくは、以下にて解説していますので他社光回線への乗り換えを検討している人は一度確認しておきましょう。
\ 違約金・工事費の残債0円 /乗り換えを検討している人は必見。ちなみにauひかりを解約後に他社光回線サービスへの乗り換えを検討中の人は、auひかりの解約手続きを進める前に乗り換え先のサービスを申し込む必要があります。
なぜなら、先にauひかりの解約手続きを進めてしまうと乗り換えることで受け取れる各種特典が受け取れなくなってしまうからです。
他社サービスへ乗り換える人は、『乗り換え先のサービスを申し込む→auひかりの解約手続きを進める』という手順を必ず守るようにしてください。
-
STEP1解約を申し込む
解約の申込みは、auひかりで契約している各プロバイダーにて行います。
■ auひかりで契約しているプロバイダーがわからない人へ
auひかりを契約した際の書類が手元になく、契約しているプロバイダーがわからないという場合は、以下のauひかりお客様窓口にて確認することができます。
電話番号:0077-777(無料)
※上記の番号が利用できないときは、0120-22-0077解約手続きはauひかりの公式ページや、auショップでは出来ないのかしら?
はい。auひかりの解約はauひかりを契約した際に選んだプロバイダの受付窓口のみで手続きが可能となっています。
以下にて、自分が契約したプロバイダの受付窓口を確認しましょう。
プロバイダ 解約窓口 受付時間 au
one
net電話 0077-7068 / 無料
※利用できないとき:0120-22-00779:00~18:00
(年中無休)Web なし – BIGLOBE 電話 0120-86-0962 / 無料 9:00~18:00
(年中無休)Web BIGLOBE光 auひかり 退会のお手続き – So-net 電話 0120-20-0702 / 無料 9:00~18:00
(日・1/1~2休み)Web So-net光(auひかり)退会のお手続き – @nifty 電話 0570-03-2210 / 有料
※携帯から:03-6625-3232 / 有料10:00〜17:00
(日・祝・年末年始休み)Web @nifty auひかり解除のお手続き – DTI 電話 0570-00-4740 / 有料 10:00~17:00
(土日祝休み)Web My DTIへログイン – ASAHI
ネット電話 0120-577-108 / 無料 10:00~17:00
(年中無休)Web 解約・退会手続きナビゲーション – @TCOM 電話 0120-805633 / 無料 平日 10:00~19:00
休日 10:00~18:00
(年中無休)Web ご解約申請受付フォーム – GMO
とくとく
BB電話 0570-045-109 / 有料 10:00~19:00
(土日祝休み)Web BBnaviへログイン – -
STEP2
-
STEP3解約後、最後の支払い
解約後の翌月辺りに最後の支払い請求がある場合がほとんどです。
最後の支払いでは、最終月分のインターネット利用料金に合わせて、解約金や工事費の残債などの支払いも加わります。
そのため、料金が高額になりやすいので注意しましょう。
-
完了!
まとめ
auひかりを解約する前に、
- 解約金がいくらかかるか
- 工事費の残債はいくらかかるか
- 撤去工事費はかかるのか
- オプションサービスが使えなくなること
上記を把握しておくことは、解約後の不安をなくすためにも非常に重要だと言えます。
一方で、他社光回線サービスへ乗り換えをするのであれば、
- キャッシュバック特典が貰える。
- 乗り換え時にかかる違約金や工事費の残債をキャッシュバックしてくれる。
といったサービスに乗り換えるようにしてください。
そうすることで解約後のリスクを背負わなくて済みます。
また、乗り換え先のサービスがすでに決まっているという人は以下の記事を一度確認してみてください。
業界トップクラスの契約特典(現金キャッシュバック、高速WiFiルーターなど)が貰える窓口をわかりやすくまとめています。